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されどカマキリ

3月 27th, 2007 . by Mikie

最初にミクシィに書いた日記です。
カマキリ、されどカマキリなんだなぁ・・・

秋の夕食の話題@虫の死

 我が家で育ったカマキリがそろそろ死を迎える
 季節は秋。

 息子たち。若干6歳と3歳。
 神妙に私を見つめる。

 夫は、「今回はどう話すんだ、君は~。」
 みたいな目を私に向ける。

 そう。

 ーカマキリは寒~くなる前に卵を産んで死んでゆくの。

 息子たち「・・・・。」

 ーず~とこのまま、この狭いカゴの中で死んでゆくの?
  それとも少しの間、庭に放してあげては?

 息子たち「・・・?????。」

 突然、6歳の息子が笑い出した。

 「フフ、フフフ、ケタケタケタ」

 かと思ったら・・・目から涙。大粒の涙。

 -(どうしよ。傷つけたかな?)

 食事が詰まる。

 -いいよ。すぐ決めなくても。まだ時間あるし。

 息子、何も言ってくれない。
 でも、変だぞ、笑ってる。
 その顔、すがすがしく。

 -(変だな~)

 夕飯が終わって・・・・。

 息子「みんな、ご飯終わったら、庭でバイバイする
    から来て。」

 3歳の息子もただついて行く。顔には「決意たるも
 の」が伺える。

 慌てる夫。何か言いたげ。
 「黙ってついてけば良いの。」と私。
 子どもがそう決めたんだからね。と表情で返す。

 秋の夜長。少し肌寒い。庭のトマトはまだ赤い。
 さすがカリフォルニア。

 緑のバッタが少しずつ茶色になったね。と3歳の息子。
 確かに茶色のバッタが増えてきた。
 季節がない?ロスだけど、ちゃんと見つめればそこに
 ある。

 カゴをそっと地面に置いて横倒しにした。

 Dada(お父さん)に手伝ってもらって、カマチャンが
 ソロ~りと出てきた。外に。

 そっと掴んで、持ち上げて、
 「バッタの側に置いてあげるね。食べる?」
 トモイ(3歳の息子)、バッタをつかんでカマチャン
 にあげてみる。寒いかな????

 翌朝5時に息子がおきて来た。

 「庭に行っていい?」

 「心配なんだ。」
 
 昨夜の冷え込みが気になる私。返事に少し躊躇する。

 「あ~いいけど。ママ行かないよ。」

 じゃ僕もやめるとは・・・・言わない!。
 ドアの開くのを待っている。

 良いや。死に遭遇しても。それはそれ。
 彼にとってそれも学び。後でフォローすれば。

 ニコニコ帰ってきた、2人で。
 「どうだった?」恐る恐る聞いてみた。

 「イタよ。」

 そうして暫くは庭で飼われた。
 幼稚園の子どもたちも加わって、毎朝、手づかみされる
 カマチャン。
 
 暫く子どもたちと遊んで頂いて、庭に戻されて行く。
 ご苦労さん。

 どんな最後になるんだろ?死を見せて良いのかな?

 3週間ほど、過ぎた。子どもたちは・・・・。
 毎日のようには、カマキリの居所を聞かなくなった。

 その感覚は、徐々に長~く。

 その話題に触れたくないかのよに、私も口にしなかった。

 ・・・・・・・

 そうして、10月中旬。このロスでも、朝は氷の空気。

 夫「カマキリいなくなったな。」

 子どもの顔と同時に私の顔もチラリと見る。
 無神経なヤツと言いたげな私に、すぐさま

 「死んだんだよ。寒くなったからね。」
 「卵があるでしょ。泡の茶色の。」

 と子供達。

 何処に?

 「カマチャンの体は茶色だったでしょ。
  だから、あの枯れたバナナの木の大きな葉っぱの」

 何処?

 目を凝らす。

 確かに見える茶色の小さな泡。

 自然だからできるの? この別れ際~。
 子どもたち、だからしてくれたの?

 ありがたくって、一年間のご褒美を頂いたようで。

 涙が止まらない!

たろおかじゃ@宝箱

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